前回まではオートフィル機能を使って
セルに入力するいろいろな方法を学んできました。
今回はエクセルのオートフィルを使う上でよく使う
「書式なしコピー」を行う方法を学んできます。
この「書式なしコピー」はいったいどんな時に使うのか、
使うとどんな時に役に立つのかなどは
この先で詳しく学習していきますので
まずは今回の講義を読み進めていきましょう!
「書式なしコピー」とは一体どんな機能で、どんな時に使うものなのでしょうか。
簡単に言うとオートフィルを使った時に他のセルの書式を
崩したくない時などに使うものとなります。
例えば下の写真のように
E3番地に入力されている数式を
E3番地の下のセルにも同じように入力したいとします。
こんな時はこれまで習ってきたオートフィルを使えば、
下のセルにも同じ数式が入力できます。
(オートフィルを使えば下のセルも同じように数式を入力できる!)
ただこの時、他のセルに元々設定していた書式が
E3番地の書式に統一されてしまいます。
例えば元々黄色のセルだったE5番地~E7番地や灰色だったE8番地~E9番地などもE3番地のセルに統一されて書式が崩れてしまいます。
(書式が崩れてしまっている!)
こんな時に役に立つのが
今回学ぶ「書式なしコピー」です!
上の例で「オートフィル」を使った後、
「オートフィルオプション」をクリックして
「書式なしコピー」にチェックを入れれば、
元の書式のままにすることができるのです!
(オートフィルオプションで「書式なしコピー」を選択)
(すると書式を崩さずに数式だけをオートフィル入力できる!)
このように「書式なしコピー」を使えば、
元々の書式を崩さずに入力することができます。
エクセルを実戦で使う上で
この「書式なしコピー」はよく使う機能ですので、
しっかりマスターしておきましょう!
操作方法はとても簡単なので、
練習問題で何度か試して身につけていただければと思います!
それでは今回のポイントをおさらいしていきましょう!
1.「書式なしコピー」はオートフィルで書式設定が変わってしまう場合に書式を変えないようにする機能!
2.「書式なしコピー」の操作方法はとても簡単!「オートフィル」後に「オートフィルオプション」から選択するだけ!
一通り把握したら操作に慣れるために練習問題をやってみましょう!
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1.E3番地に入力されている数式をE9番地までオートフィルで入力し、
書式は元のままにしましょう!
(※上の水色のアイコンの「練習問題2」をクリックすれば練習問題用のファイルをダウンロードできます)
1.まずE3番地に入力されている数式をE9番地までオートフィルで入力しましょう!
(オートフィルでE3番地からE9番地まで入力!)
オートフィルを使うと元々の書式が崩れてしまうので、
続けて「オートフィルオプション」をクリックして
「書式なしコピー」を選択します!
(書式なしコピーを選択!)
すると元々の書式を崩すことがなくなります!
下の写真を見るとE5番地~E7番地のセルの色も
E8番地~E9番地のセルの色もそのままですよね!
(セルの書式設定がそのまま保たれて崩れずに済む!)
セルの書式設定が元のまま崩れないことが確認できれば完了です!
お疲れ様でした!
次のページではオートコンプリートについて学習していきます。
オートコンプリートもエクセルを実戦で使う上ではとても便利な機能なのでぜひマスターしておきましょう!
次のページ:エクセルオートコンプリート機能で自動入力&出ない時の対処法!
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