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エクセル VLOOKUP関数 エラーや0でなく空白を出力する方法!

目標:VLOOKUP関数を使った時に「#N/Aエラー」や「0」が出力される時に空白が出力できるようになる!

 

 

仕事や学校などでVLOOKUP関数を使った時に、出力される値が「#N/Aエラー」「0」の時、これらを表示したくない場面も多いと思います。

そういう時は何も表示されないように「空白」になるようにすると良いでしょう。

今回はVLOOKUP関数を使った時に、出力される値が「#N/Aエラー」や「0」が出力される時、出力される値を空白にする方法を見ていきたいと思います!



 

VLOOKUP関数を使った時に「0」が出力される時空白で返す方法!

 

上の写真のような表がある時、B2番地に社員コード「AA009」の社員の性別を出力したいと思います。ただ、表にあるように社員コード「AA009」の方の性別の欄は空白になっている状態です。

この状態で、VLOOKUP関数を使って、B2番地にAA009の性別を出力したいと思います!

 

まずはB2番地を選択し、関数の挿入ボタンを押します!

 

(B2番地を選択し、関数の挿入ボタンを押す!)

 

 

VLOOKUP関数を選択してOKボタンをクリックします!

 

(VLOOKUP関数を選択してOKボタンをクリック!)

 

 

下の写真のように4つの引数を入力!

 

(4つすべて入力しOKボタンをクリック!)

 

 

すると、B2番地には「0」が表示されたと思います!

 

(B2番地には「0」が表示)

 

 

ここで、「0」が表示されないように、VLOOKUP関数の数式に「&””」を追加します!

これは文字列を結合する演算子である「&」と空白記号「””」を結合することで、空白が出力されるようにしています。

 

(B2番地の数式に「&””」を追加)

 

 

(確定するとB2番地が空白に!)

 

 

これで空白を出力することができました!

このように「0」が出力される時は「&””」を数式に追加することで、出力される値を空白にすることができます!

 



VLOOKUP関数を使った時に「#N/Aエラー」が出力される時空白で返す方法!

 

上の写真のような表がある時、社員コードAA011の氏名を出力したいと思います。しかし、表を見ると、社員コードAA011の社員は元々いないことがわかります。

このような場合、VLOOKUP関数を使うと出力結果は「#N/A」となりエラーが表示されますが、エラーではなく空白を表示するように設定していきたいと思います。

 

まずは、B2番地にVLOOKUP関数を使ってエラーを表示する所までやっていきましょう。B2番地を選択し、関数の挿入ボタンをクリックします!

 

(B2番地を選択し、関数の挿入ボタンをクリック)

 

 

(VLOOKUP関数を選択しOKボタンをクリック)

 

 

(写真のようにそれぞれの引数に入力してOKボタンをクリック)

 

 

 

(B2番地に「#N/A」が出力される!)

 

 

エラーが出力されたら、IFERROR(イフエラー)関数を使ってB2番地の数式を「=IFERROR(VLOOKUP(B1,,3,FALSE),””)」に変更します!

 

IFERROR(イフエラー)関数についてはエクセル IFERROR(イフエラー)関数の使い方!のページで詳しく解説していますのでわからない方はそちらを参考にしてください。

 

(数式を変更!)

 

 

(確定すると空白が表示されます!)

 

 

これで空白を出力することができました!

このようにIFERROR(イフエラー)関数を使えばエラーが出た時に他の値を出力することができます!

 



 

VLOOKUP関数を使った時に「0」と「#N/A」エラーが出力される時どちらも空白で返す方法!

 

 

上の写真のような表で、B2番地に社員番号「AA009」の性別、または社員番号AA011(表の中には存在しない)の性別などをVLOOKUP関数で出力した時、このままだと「0」または「#N/A」エラーになるはずです。

そこで、「0」または「#N/A」エラーになる場合、どちらの場合でも空白を出力するように設定していきたいと思います。

 

その方法は、ここまでで習ったものを組み合わせれば実現できます。下の写真のように「&””」と「IFERROR」関数を数式に入れます!

 

(B2番地に「=IFERROR(VLOOKUP(B1,テーブル1,2,FALSE)&””,””)」と入力)

 

B2番地に「=IFERROR(VLOOKUP(B1,テーブル1,2,FALSE)&””,””)」と入力すれば「0」や「#N/A」が出力される時に空白で出力できるようになります!この数式は複雑そうに見えますが、今までのものを組み合わせたものになります。

 



 

☆今回のポイント

 

1.出力結果が「0」の時はVLOOKUP関数の数式に「&””」を追加すると空白を出力することができる!

 

2.出力結果が「#N/A」の時はVLOOKUP関数の数式にIFERROR関数を使って空白を出力することができる!

 

3.上記1と2を組み合わせれば、出力結果が「0」や「#N/A」の時のどちらでも空白を出力できるようになる。

 

一通り把握したら操作に慣れるために練習問題をやってみましょう!



【練習問題】エクセル VLOOKUP関数 エラーや0でなく空白を出力する方法!

↑こちらをクリックすると練習問題をダウンロードできます!
(ダウンロード後、ファイルを開いたら「編集を有効にする(E)」をクリックして入力できるようにしてください。)

 

1.VLOOKUP関数を使ってB2番地に社員コード「AA009」の性別を出力してみましょう。その時、B2番地には「0」が出力されるはずなので、空白が出力されるようにB2番地の数式に「&””」を加えましょう。また空白になるか確認してみましょう。

 

2.VLOOKUP関数を使ってB2番地に社員コード「AA011」の性別を出力してみましょう。その時、B2番地には「#N/A」が出力されるはずなので、空白が出力されるようにB2番地の数式に「IFERROR」関数を加えましょう。また空白になるか確認してみましょう。

 

3.「0」または「#N/A」が出力される時、どちらの場合も空白が出力されるように「&””」と「IFERROR」関数を組み合わせてみましょう!また空白になるか確認してみましょう。



【解答】エクセル VLOOKUP関数 エラーや0でなく空白を出力する方法!

 

今回の練習問題の解答はこの記事に書いてあるのでそちらを参考にしながら進めてみましょう。

 

お疲れ様でした!

 

次のページではFIND関数という関数の使い方ついて学習していきます。
FIND関数は指定したワードが何文字目にあるのかを調べる関数です!IF関数と組み合わせることにより、とても便利な関数ですのでぜひ覚えておきましょう!

 

次のページ:エクセル FIND関数の使い方!指定文字が何文字目にあるかを調べる!

前のページ:エクセル VLOOKUP関数 別シートの参照方法とエラーの対処法!

 

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