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エクセル IFERROR(イフエラー)関数の使い方!

目標: IFERROR(イフエラー)関数を使ってエラー表示をさせないようにする!

 

上の写真のように計算結果が「#DIV/0!」のようなエラー表示になる時、このエラー表示をしないようにする関数があります。

それがIFERROR(イフエラー)関数です!

 

用途としては何か資料を作る際にエラー表示のまま作ってしまうと見栄えが悪いので、IFERROR(イフエラー)関数を使ってエラー表示をさせずに見栄えを改善させることができます!

 

では早速IFERROR(イフエラー)関数の使い方を見ていきましょう!



 

エクセルのIFERROR(イフエラー)関数の設定方法!

 

 

今回はD列に「今年/前年」の結果を出力させて、もしエラーになってしまう場合は何も表示させないようにしたいと思います。(空欄になるようにします!)

 

まずはD4番地を選択し、関数の挿入ボタンをクリックします!

 

 

(D4番地を選択し関数の挿入ボタンをクリック!)

 

 

 

新しくダイアログボックスが表示されるので、「関数の分類」欄は「すべて表示」を選択し、「関数名」欄では「I」を入力。その後、スクロールして「IFERROR」関数を選択し「OK」ボタンをクリックします!

 

(「関数の分類」➡「すべて表示」、「関数名」➡「i」を入力後、「IFERROR」を選択して「OK」ボタンをクリック!)

 

 

 

するとまた新しくダイアログボックスが表示されるので、「値」の欄に「今年/前年」となるように「C4/B4」と入力します!

 

(C4番地の値をB4番地の値で割る!)

 

 

 

次に「エラーの場合の値」ですが、今回はエラーになった際、何も表示しないようにするので、「””」と入力します!

 

(「エラーの場合の値」には「””」と入力する!)

 

 

 

これで設定は完了したので「OK」ボタンをクリックします!

 

(「OK」ボタンをクリック!)

 

 

 

するとD4番地にはC4/B4の結果が出力されます!

 

 

(C4/B4の結果が出力される!)

 

 

 

出力結果はパーセントで表示したいのでパーセント表示に切り替えます!

 

(D4番地を選択します!)

 

(ホームタブ➡数値グループの「%」をクリック!)

 

(D4番地の値がパーセント表示に切り替わる!)

 

 

 

D列はすべてこの関数を使って出力していくので、D4番地からオートフィルで、D9番地までドラッグしていきます!

 

(D4番地からオートフィルでD9番地までドラッグ!)

 

 

 

(D4番地からD9番地まで結果を出力できた!)

 

 

IFERROR関数の設定通り、エラーになる場合は何も表示されなくなっていることがわかると思います!今回の場合はD9番地がエラーになるはずでしたが、何も表示されていないことがわかると思います!

 

(D9番地は何も表示されていない!)

 

 

このようにIFERROR関数を使うと、エラーになるはずの計算結果を何も表示しないようにすることができます!

ちなみにIFERROR関数を使うとエラーになるはずのセルで任意の文字を出力させることもできます。次は任意の文字を出力する場合を見ていきましょう!

 



IFERROR関数で任意の文字を出力させる!

 

 

上の写真のように計算結果がエラーだった場合、「前年データなし」と出力させてみたいと思います!

 

これを行うには、IFERROR関数の設定ダイアログボックスの所で、「エラーの場合の値」欄で「”前年データなし”」と入力します!

 

(「エラーの場合の値」欄で「”前年データなし”」と入力!)

 

 

 

次にOKボタンをクリックします!

 

(OKボタンをクリック!)

 

 

 

するとD4番地に結果を出力できるので先ほどと同じようにオートフィルでD9番地までドラッグします!

 

(D9番地までドラッグ!)

 

 

 

するとD9番地の出力結果が「前年データなし」になると思います!

 

(D9番地の出力結果が「前年データなし」になる!)

 

 

 

このままだとセルから文字がはみ出たままになってしまうので、文字の長さに適したセルの幅に直します!エクセルのセルから文字をはみ出して表示&はみ出さない方法!で学んだ通り、文字の長さに応じてセルの大きさを調整します!

 

(D列とE列の間にカーソルを持っていき、左右の矢印のカーソルに変わったらダブルクリック!)

 

(「前年データなし」の文字数に合わせてセルの幅が調整される!)

 

 

後は見栄えを良くするために中央揃えなどすればOKです!

 

(中央揃えで見栄えの改善!)

 

 

 

これでIFERROR関数を使った時に任意の文字を出力させることができました!

 



 

☆今回のポイント

 

1.エラー表示をさせたくない時はIFERROR関数を使う

 

2.エラーの場合に何も表示させたくない時は「エラーの場合の値の欄」には「””」と入力する

 

3.エラーの場合に任意の文字を表示させたい時は「エラーの場合の値の欄」に「”〇〇〇〇”」(〇は任意の文字)と入力する

 

一通り把握したら操作に慣れるために練習問題をやってみましょう!



【練習問題】エクセル IFERROR(イフエラー)関数の使い方!

↑こちらをクリックすると練習問題をダウンロードできます!
(ダウンロード後、ファイルを開いたら「編集を有効にする(E)」をクリックして入力できるようにしてください。)

 

 

1.IFERROR関数を使って、D4番地に「今年/前年」となるように出力してみましょう!またエラーになる場合は空欄になるように設定しましょう!

 

2.D4番地に出力した結果をオートフィルでD9番地までドラッグしてみましょう!またその時にエラーになるはずのD9番地のセルが空欄になっていることを確認しましょう!

 

3.エラーになるはずのセルの値が「前年データなし」になるようにIFERROR関数の設定を変更して、D4番地~D9番地まで出力させてみましょう!



【解答】エクセル IFERROR(イフエラー)関数の使い方!

 

今回の練習問題の解答はこの記事に書いてあるのでそちらを参考にしながら進めてみましょう。

 

お疲れ様でした!

 

次のページではVLOOKUP関数について学習していきます。

この関数は表を縦方向に検索して特定のデータに対応する値を取り出す関数です!ビジネスで必須の関数と言っても過言ではないとても重要な関数なのでまずはその使い方から見ていきましょう!

 

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