エクセルでセルに文字を入力すると、文字数が長い場合
はみ出してしまうことがあると思います。
また、はみ出したセルの隣のセルに何か入力すると、
途中で消えてしまうという現象がおこりますが
こういう時、エクセルではどうしたら良いのでしょうか。
今回ははみ出してしまっても大丈夫なのかということや
隣のセルに入力した時に途中で消えてしまう時の対処法などを学習していきたいと思います。
また、そもそもはみ出さないようにする方法もあるので、
今回はその中の方法の一つを紹介していきたいと思います。
では早速見ていきましょう!
(セルから文字がはみ出してしまう時)
セルに長い文字数を入力すると、
セルからはみ出てしまうことがあると思います。
今回はD3番地に「ショートケーキ」と入力してみましょう。
(長い文字数ではみ出している)
上の写真のように「ショートケーキ」と入力すると
D3番地のセルから文字がはみ出してしまいますね。
結論から言うとここで一つ覚えておいてほしいことは、
エクセルでははみ出してしまっても大丈夫ということです。
エクセルではそもそもセルの大きさに限度があるので、
はみ出してしまうことは当然です。
そのため、「必ずセルの中に文字数をおさめないといけない」
ということではないのでまずはこのポイントを覚えておきましょう。
では、今度は「ショートケーキ」と入力した
D2番地の隣のセルのE3番地に何か入力してみましょう。
例として今回は「3個」と入力してみます。
(隣載セルに3個と入力すると「ショートケ・・」で途中で消えてしまう!)
すると隣のE3番地の「ショートケーキ」の文字が途中で消えている事に
気が付くと思います!
せっかく入力したのに文字数が長いせいで
消えてしまうのであればとても不便ですよね。
しかし、結論から言うと
これは正確には消えてしまったのではなく隠れているだけなのです。
(消えてしまったわけではありません。)
ここで先ほど入力したD3番地を選択して確認してみると、
上の「数式バー」という場所にちゃんと「ショートケーキ」と
入力されていることが分かると思います。
(上の数式バーには「ショートケーキ」と表示されている!)
数式バーでは選択したセルの内容を正確に表示してくれるので、
隠れてしまった時などは数式バーで入力内容を確認すると良いです。
セルでは途中で隠れてしまっていますが、
数式バーを確認すれば実際はちゃんと入力されていることが分かります。
では今度はE3番地の「3個」という文字を消してもらって、
(文字を消すときはセルを選択して【DEL】キーです。)
E3番地を選択してアクティブにしてください。
すると下の写真のように
「ショートケーキ」の「ーキ」の部分が
E3番地の中に入っているように見えますが・・
(E3番地は「ーキ」の部分が入力されているように見える)
先ほどと同じように数式バーを確認してみると
E3番地には何も入力されていないことがわかります!
このように数式バーを見れば「単純にはみ出ているだけなのか」や
先ほどのように「隠れている文字を表示できる」など
そのセルに入力されているものが正確に把握できるのです。
そのためこれからはセルの内容を正確に把握したい時は
そのセルを選択して数式バーを確認するという操作をしていくと良いでしょう。
ここまでの内容として
・「文字はセルからはみ出ても大丈夫」、
・「隣のセルに入力すると途中で消えるがそれも大丈夫」
・「正確に把握したいときは数式バーを確認する」
の3つのポイントを押さえておきましょう!
(文字数が長くてもセルからはみ出ていない)
ここまでセルから文字がはみ出したり隠れたりすることを学んできましたが
そんな時は数式バーを確認すれば良いということでした。
入力内容を確認するだけなら基本的には
「数式バー」を確認すればOKですが、
入力内容を随時確認しながら作業をしたいという場合もあると思います。
例えば数式バーを確認しなくても
セルを見れば一目で確認できるようにしたいという場合などです。
そんな時はそもそもセルからはみ出さないようにする方法を使えば、
一目で確認できます。
セルからはみ出さないようにする方法には様々な方法がありますが、
今回はその中の方法の一つとしてセルの幅を変更して
表示されるようにする方法を紹介していきたいと思います。
操作方法としては「セルの幅を変更する」ということをしていきます。
先ほどの続きで例えばD3番地に「ショートケーキ」と入力している場合、
上のD列とE列の間にマウスカーソルを持って行くと
黒い矢印で両側を指しているカーソルに変わるのが分かると思います。
(↑黒いカーソルで両側を指している)
この両側を指しているカーソルに変わったら
ドラッグしてE列側に引っ張ってみましょう。
するとD列の幅がググっと広がったのが分かると思います。
(D列の幅が広がりショートケーキの文字がはみ出さなくなった)
D列の幅が広がったので「ショートケーキ」の文字も
はみ出さなくなったのが分かると思います。
このようにセルの幅を広げてしまえば、
はみ出すこともなくなるので、
隣のセルに何かを入力しても隠れることもなくなります。
セルからはみ出さないようにしたい時は
今回のような方法で解決することができるので
ぜひ覚えておきましょう。
ちなみにセルからはみ出さないようにする方法にはこれ以外にも、
「文字を縮小表示・折り返す」などの方法や
「繰り返し表示・結合」などいろいろな方法があります。
詳しくは下のページで解説していますので、
他の方法を使いたい方はぜひ下のページで学習してみてください。
・エクセルのはみ出さない方法!縮小して&折り返して全体を表示
では、今回のポイントをおさらいしていきましょう。
1.文字や数字ははみ出ても大丈夫!隣のセルには何も入力されていない!(数式バーを確認すれば一目で入力内容がわかります!)
2.隣のセルに何か入力されていると隠れてしまうが、アクティブにして数式バーを見れば確認できる!
3.はみ出さない方法の一つにセルの幅を変更する方法がある(他にもいろいろな方法(縮小して表示する、折り返し、結合、繰り返し)があります!)
一通り把握したら操作に慣れるために練習問題をやってみましょう!
1.D3番地にショートケーキと入力してD3番地とE3番地の数式バーを確認しましょう。その時D3番地の数式バーには「ショートケーキ」、E3番地の数式バーには何も入力されていないことを確認しましょう。
2.D3番地にショートケーキと入力し、E3番地に3個と入力後、数式バーを確認しましょう。
その時D3番地の数式バーには「ショートケーキ」、E3番地の数式バーには「3個」と入力されていることを確認しましょう。
3.D3番地にショートケーキと入力後、D列とE列の間にマウスカーソルを持っていき、E列側にドラッグしてセルの幅を広げてみましょう。その時D3番地の「ショートケーキ」という文字がセルの中におさまっていることを確認しましょう。
1.まずはD3番地にショートケーキと入力して数式バーを確認!
(D3番地を選択して数式バーを確認するとショートケーキと表示されている)
すると数式バーには「ショートケーキ」と表示されていることが分かると思います!
次に隣のE3番地を選択してみましょう!
(E3番地には何も入力していないので数式バーには何も表示されません。)
すると数式バーには何も表示されていないことが分かります!
このように一見はみ出して隣のセルにも入力されているように見えても、
数式バーを見れば本当の入力情報を確認できます!
これが把握できればOKです!
以上で完了です!
2.まずD3番地にショートケーキと入力し数式バーを確認しましょう!
(数式バーを見ると「ショートケーキ」と入力していることが確認できる!)
数式バーを確認するとちゃんと「ショートケーキ」と入力されていることが分かると思います!
次にE3番地に3個と入力し数式バーを確認しましょう!
(数式バーを見るとE3番地には「3個」と入力されていることがわかる!)
E3番地の数式バーには「3個」と入力されていることが分かると思います!
このように隠れている場合も数式バーを見れば本当に入力されているデータを確認することができます!
以上で完了です!
3.まずはD3番地にショートケーキと入力後、D列とE列の間にマウスカーソルを持っていきましょう。
(D列とE列の間にマウスカーソルを合わせる!)
次にE列側にドラッグしてセルの幅を広げてみましょう。
(E列側にセル幅を大きくする!)
するとD3番地の「ショートケーキ」という文字がセルの中におさまっていることが確認できます!
このようにセルの幅を広げればセルから文字がはみ出さなくなります!
セルからはみ出さないで入力したい時はこのようにするのも一つの方法です!
他の方法についてはこちらの記事でも紹介していますのでぜひ学習してみてください。
・エクセルのはみ出さない方法!縮小して&折り返して全体を表示
お疲れ様でした!
次のページではデータを修正する方法について学習していきます。
次のページ:エクセルのデータ修正と一部修正の方法!
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