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エクセル RANK/RANK.EQ/RANK.AVGの違いとは?

目標:RANK/RANK.EQ/RANK.AVG関数の違いを理解する!

 

順位をつける関数はRANK関数ですが、これに似た関数にRANK.EQ関数、RANK.AVG関数という関数があります。これらの関数はどれも順位をつける関数ですがどのような違いがあるのでしょうか。

今回はRANK関数、RANK.EQ関数、RANK.AVG関数の違いについて見ていきたいと思います。



 

RANK関数、RANK.EQ関数、RANK.AVG関数で順位を出してみよう!

 

 

上の写真のような表がある時、まずはRANK関数、RANK.EQ関数、RANK.AVG関数を使ってそれぞれ順位を出してみようと思います!

RANK関数で順位を出す時と同じ方法で出すことができますので、RANK関数の使い方がわからない方は先にエクセルの順位付けはRANK関数!使い方と並び替え方法!を参考にしていただければと思います。

まずはC4番地、D4番地、E4番地にそれぞれの関数を使って順位を出します!

 

(RANK関数、RANK.EQ関数、RANK.AVG関数でそれぞれ順位を出す!)

 

それぞれの関数で順位を出したら、C4番地、D4番地、E4番地を範囲選択して、オートフィルでE13番地までドラッグします!

 

(C4番地、D4番地、E4番地を範囲選択➡オートフィルでE13番地までドラッグ)

 

すると順位が一気に表示できます!

 

(順位が表示される!)

 

ここでそれぞれの関数の違いを見ていきたいと思います。

 



RANK関数、RANK.EQ関数、RANK.AVG関数の違いを把握しよう!

 

上の写真のようにそれぞれの関数を使って順位を出すことができました!どの関数も順位を出すことができますが、よく見るとRANK関数とRANK.EQ関数は全く同じでRANK.AVG関数だけ少し違っています。

実はエクセルではExcel2007までは「RANK関数」しかなく、Excel2010からは同じ順位が存在する場合に表示の仕方を2通りに表示するためRANK.EQ関数とRANK.AVG関数という2つの関数が生み出されました。

現在はRANK関数とRANK.EQ関数、RANK.AVG関数のように3種類の関数がありますが、RANK関数とRANK.EQ関数は結論から言うと全く同じです。RANK.EQ関数とRANK.AVG関数に分かれた際に新しい感じにネーミングされた歴史があります。

 

ただ一つ違いがあるとすれば、RANK関数の方はExcel2007以前でExcel2010以降のデータを扱う際に、互換性があるということです。Excel2007以前ではRANK.EQ関数、RANK.AVG関数は存在しなかったため、Excel2010以降でRANK.EQ関数やRANK.AVG関数を使って作ったデータは、Excel2007以前で開こうとするとエラーが出てしまいます。

そのため、これから作るデータがExcel2007以前でも開く可能性があるのかどうかで、RANK関数を使うのかRANK.EQ関数を使うのかを選べば良いでしょう。Excel2007以前でも開く可能性があるならRANK関数を使えば問題ありません。

 

またRANK.AVG関数についてですが、こちらは出力される順位がそもそも違っています。RANK.AVG関数は同順位がいる場合にその平均をとって順位付けされます。

今回の場合、2位と3位のポジションが同じ契約数だったため、2と3の平均をとって2.5位と出力されています!

 

(2.5位と表示されている!)

 

これに対しRANK関数は平均をとるのではなく、どちらも「2位」という表示になっていると思います!

 

(2位と表示されている!)

 

また7位、8位、9位のポジションについてはRANK.AVG関数の場合、平均をとってすべて「8位」と表示されています!

 

(7位、8位、9位➡すべて8位と表示!)

 

これに対しRANK関数はすべて「7位」という表示になっていると思います!

 

(7位と表示されている!)

 

このようにRANK関数とRANK.AVG関数は順位の表示の仕方が異なります。

 

RANK関数とRANK.EQ関数、RANK.AVG関数には少し違いがあり、まとめると・・

 

・Excel2007以前でも同じデータを使って順位付けをするならRANK関数を使う。

・RANK.AVG関数は順位の表示の仕方が他の2つの関数、RANK関数とRANK.EQ関数とは違う。

 

ということになります!

今後順位付けをする時にはこれらの関数の違いに注意しながら使うようにしていきましょう。

 



 

☆今回のポイント

 

1.RANK関数とRANK.EQ関数、RANK.AVG関数はそれぞれ少し違いがある。

 

2.RANK関数とRANK.EQ関数はほぼ同じ。Excel2007以前でも同じデータを使うのかどうかでRANK関数とRANK.EQ関数を使いわける。

 

3.RANK関数とRANK.AVG関数は順位の表示の仕方が違う!

 

一通り把握したら操作に慣れるために練習問題をやってみましょう!



【練習問題】エクセルRANK/RANK.EQ/RANK.AVGの違いとは?

↑こちらをクリックすると練習問題をダウンロードできます!
(ダウンロード後、ファイルを開いたら「編集を有効にする(E)」をクリックして入力できるようにしてください。)

 

1.RANK関数、RANK.EQ関数、RANK.AVG関数を使って表を完成させましょう。(オートフィルも使います。)

 

※表を完成させる所がわからない場合はまずは以下のページを参考にしてください。

エクセルの順位付けはRANK関数!使い方と並び替え方法!

 

2.それぞれの関数で出した順位を見比べて、RANK関数、RANK.EQ関数は同じであること、RANK.AVG関数は他の2つの関数とは違うことを確認しましょう。

 



【解答】エクセル RANK/RANK.EQ/RANK.AVGの違いとは?

 

今回の練習問題の解答はこの記事に書いてあるのでそちらを参考にしながら進めてみましょう。

 

お疲れ様でした!

 

次のページではIF関数の使い方について学習していきます。
IF関数とはある条件に合っている時と合ってない時で表示させるものを変える関数です!エクセルを仕事などで使う場合はよく使う関数なのでぜひ覚えておきましょう!

 

次のページ:エクセルのIF関数の使い方!初心者さんのための基本講座!

前のページ:エクセル RANK関数の順位で同順位が発生する時の対処法!

 

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