今回は不要な行、列を削除する方法を紹介していきたいと思います。
行や列の削除には一つの行や列、複数の行や列を一度に削除する方法などがあります。
また、行や列を削除できない場合の解決方法も合わせて紹介していきますので一つずつマスターしていきましょう。
下の写真のような表がある場合で、
一番右の列が不要になり削除したいな~という場合を見ていきたいと思います。
(今回は備考欄が不要になったので削除したい)
不要な列を削除する時は、まず列番号を選択します。
今回の場合はG列を削除したいので、まずG列にマウスポインタを持っていき、マウスポインタの形が「↓」の形になったらクリックしてG列を選択します。
(G列を選択)
そのまま選択した列番号の所で「右クリック」し「削除」を選択します。
(「右クリック」➡「削除」)
(削除完了!)
これでG列を削除することができました。
ちなみに今回削除したのは、G列全てのため、
もし仮にG列の他のセルの中にデータがあれば
そのセルの中身も削除されてしまいます。
(例えばG10番地に残しておきたいデータがあっても・・)
(G列を削除すると一緒に削除されてしまう。)
そのため削除したい対象が列全体なのか、それともある一部分なのかはしっかり区別する必要があるので気を付けるようにしましょう。
表の中のデータだけ消したいのであれば、
セルを選択するか範囲選択をして個別に削除するようにしましょう。
今度は複数の列を一度に削除する方法を見ていきたいと思います。
下の写真で教科を変更するため列を一度に削除していきたいと思います。
先ほどと同じようにまずは削除したい列を選択していきます。
今回は複数列でD~F列を削除していきたいのでD~F列をドラッグで複数選択します。
(D~F列を選択)
そのまま選択した列番号の所で「右クリック」し「削除」を選択します。
(「右クリック」➡「削除」)
(削除完了!)
これでD~F列を削除することができました。
ちなみに今回も列全体を削除しているので、
もしD~F列の他のセルにデータが入っていればそのデータも
一緒に削除されてしまいますので注意しましょう。
今度は行の削除について見ていきましょう。
下の写真のような表がある場合で、一行目の行を削除する場合を見ていきます。
(今回は1行目が不要になったので削除したい)
不要な行を削除する時は、まず行番号を選択します。
今回の場合は1行目を削除したいので、まず1行目にマウスポインタを持っていき、マウスポインタの形が「→」の形になったらクリックして1行目を選択します。
(1行目を選択)
そのまま選択した行番号の所で「右クリック」し「削除」を選択します。
(「右クリック」➡「削除」)
(削除完了!)
これで1行目を削除することができました。削除すると2行目にあったデータが繰り上がって1行目に移動します。
ちなみに今回削除したのは、1行目全てのため、
列の削除の時と同じくもし仮に1行目の他のセルの中にデータがあればそのセルの中身も削除されてしまいます。
(例えばI1番地に残しておきたいデータがあっても・・)
(1行目を削除すると一緒に削除されてしまう。)
そのため削除したい対象が行全体なのか、それともある一部分なのかはしっかり区別する必要があります。
列の時と同じように表の中のデータだけ消したいのであれば、
セルを選択するか範囲選択をして個別に削除するようにしましょう。
今度は複数の行を一度に削除する方法を見ていきたいと思います。
下の写真で3行目~6行目を一度に削除していきたいと思います。
先ほどと同じようにまずは削除したい行を選択していきます。
今回は複数行なので3行目~6行目をドラッグで複数選択します。
(3行目~6行目を選択)
そのまま選択した列番号の所で「右クリック」し「削除」を選択します。
(「右クリック」➡「削除」)
(削除完了!)
これで3行目~6行目を削除することができました。
ちなみに今回も行全体を削除しているので、
もし3行目~6行目の他のセルにデータが入っていればそのデータも
一緒に削除されてしまいますので注意しましょう。
行や列を削除しようすると失敗してしまうことがあります。
色々な原因が考えられますが、今回はよくある例を
2つほど紹介していきたいと思います。
<よくある例1>
行や列を削除しようとすると下の写真のような
ダイアログボックスが表示されることがあります。
(ダイアログボックス)
これはエクセル 行と列の挿入方法!挿入できない時の解決方法!の時にも
紹介した通り、行や列を選択する時に、
「セル」を選択してしまっているために表示されてしまいます。
なので、このダイアログボックスが表示されたときは、
行や列を選択しなおせば解決できます。
参考ページ:エクセル 行と列の挿入方法!挿入できない時の解決方法!
<よくある例2>
削除できない例として、
デザインの設定で「見出し行」になっていると削除することができません。
この場合は「見出し行」のチェックを外すと削除することができます。
(「見出し行」のチェックを外す)
この他にも「シートの保護」が有効になっているせいで削除できない場合もあります。
このような時は「校閲」タブをクリック後、「シートの保護解除」を行った後であれば削除できるようになります。
(「校閲」➡「シートの保護解除」をクリック)
パスワードの入力が求められるのでパスワードを入力します。
(パスワードを入力)
上の写真のように保護解除をする場合は事前に決められたパスワードが必要なので、パスワードを用意しておく必要があるので注意しましょう。
1.行や列を削除する時は行番号、列番号を選択➡右クリック➡削除で行う。
2.行や列を削除するとその行や列が丸々削除されてしまうので、その行や列の他のデータも一緒に消してしまっていいのか確認する。
3.行や列を削除できない時はあらかじめ何らかの設定がされている可能性があるのでこの記事内の解決方法を試してみる。
一通り把握したら操作に慣れるために練習問題をやってみましょう!
↑こちらをクリックすると練習問題をダウンロードできます!
(ダウンロード後、ファイルを開いたら「編集を有効にする(E)」をクリックして入力できるようにしてください。)
1.問題をダウンロードしてG列を削除してみましょう。またD~F列も範囲選択してを選択して削除してみましょう。
2.「元に戻すボタン」をクリックして、今度は1行目を削除してみましょう。また3~6行目を範囲選択して削除してみましょう。
今回の練習問題の解答はこの記事に書いてあるのでそちらを参考にしながら進めてみましょう。
お疲れ様でした。
次のページでは行や列を非表示する方法と再表示する方法について学習していきます。
これをすることで一時的に見えなくして印刷をしたり、必要なので消せないけども一時的に見えないようにしておくことができるので覚えておくと便利なためぜひ覚えておきましょう!
次のページ:エクセル 列や行の非表示と解除方法&A列と1行目の再表示方法
前のページ:エクセル 行と列の挿入方法!挿入できない時の解決方法!
関連ページ:エクセル 行・列・セルの削除のショートカットキー
関連ページ:エクセル 空白行や空白列&空白セルを一括で削除する方法